2016/03/17

- FOR SALE - 1970 XLCH Sportster



1970 XLCHアイアンスポーツスター
今回オーナー様の乗り換えでFOR SALEとなりました。

33.4ナローフォークにドラムブレーキのビンテージ然としたルックスは
アイアンスポーツを探されている方の中でも
特に人気のモデルです。




こちらはの車両は、ここ10年ほど
ブルーグルーブのお客さんが所有していた70`アイアンCHです。

ペイントはオールドリペイント。その他のパーツ構成は
さほどがオリジナルをキープしています。

10年間の間に一度腰上をオーバーホールしていて
現在もランニングコンディション。
車検の残りもありますが、
それ相応にくたびれている部分もありますので、
今回エンジン/ミッション・フルオーバーホールをし、
またこの先10年、新たなオーナー様に調子よく乗って頂ければと思います。

まずは、この1970年式の時代背景などを含め
スペックなどご説明させて頂きます。

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こちらの1970年式スポーツスターは
57年より続くスタンダードな構成の最終年式であると言えます。

大きくはカムカバー周辺やプライマリー回り、ロッカーカバーの
デザイン変更によるルックスの変化も大きいですが
その後の年式へと世代交代して行く、ファーストイヤーのパーツ等も
数点見られる過渡期のモデルとも言えます。

そんな新たな時代へと突入したアメリカンプロダクツを象徴するヒストリックモデルでもあり
それらのバックグラウンドをも楽しめるモデルイヤーです。


そして900ccのエンジンとパンチのあるXLCHならではの、その乗り味に
何時の時代も根強いファンは多く、
XLHとは明らかに違うライドフィールを求め、CHに拘る方も多いと思います。

その'CH'とはCompetition Hot の略称で、
セルモーターやその始動に必要な大型のバッテリーが搭載されていない為
非常にライトウエイトであり、ライディングのポテンシャルを高めます。

こちらの1970年式は、より始動性などが考慮され
XLCHにもスモールバッテリーが搭載されたファーストイヤーとなります。
点火はXLH同様のデスビが標準装備となっていますので
前年までのマグネトーシステムに比べ
メンテナンスなどは、さほど気を使う事はありません。


それでは、各部のパーツ構成などに入ります。


フレームはファクトリー・オリジナルペイントです。


シートブラケット下にある純正刻印に0とDが確認できます。
こちらは1970年4月製造を意味します。

フレーム、フロント・ダウンチューブ部分に残っているデカールにも
4/70 =1970年4月のスタンプが確認できます。

リペイントされた物などは、このデカールが剥がされている事もあります。



続いてはエンジンです。
Vinナンバーは打ち替えなしの純正打刻。
最初の4AはXLCHを意味し、最後のH0は1970年を表します。




こちらはフロントシリンダーのデイトコード。
1970 3/23製造となります。


リアシリンダーは18-0 B
1970 2 /18となります。
これらもフレームのスタンプを含め、おおよその製造年月日が車体全てで重なってきます。


プライマリー側シリンダー パーツナンバー 16561-57

リアシリンダーは16581-57、前後共にMCC(Motor Casting Company)の
純正スタンプが確認できます。



クランクケースはベリーナンバーズマッチで
溶接跡や補修跡などもありません。
ライトケース側ナンバー。


レフトケース側ナンバー。


エンジンボルト類も純正のCPボルトが多く残されています。


こちらは見えにくいですが、ロッカーカバーの品番
17512-57が確認できます。


純正のサイレンサーも品番が確認できます。
65231-65A



続いてはハンドル回りです。
純正の分割プルバックハンドルにインナースロットル。
このハンドル独特のシェイプは、33.4ナローグライドと共に
この時代のモデルを象徴するフォルムです。

スピードメーター、タコメーター共にオリジナルです。
その後のモデルへと継承されるライトバイザーのデザインは、
この年式がファーストイヤーとなります。


続いてはシートです。
もともとは純正のホワイトバディーシートが装着されていましたが
オプションのDualシートへ交換されています。
非常に良好なコンディションでブラックからブラウンへとフェイドした経年変化が
当時物のレザーならではの雰囲気を醸し出しています。


続いてはイグニッションキーです。
Chicago Lockのブラス製のオリジナルキーも純正となります。








こちらはエンジン、ミッションフルオーバーホール後
BGで慣らし運転をし、新たに車検を2年取得後に納車させて頂く予定です。

リビルドが終わるまでは、まだ時間を費やしますが
興味のある方がいらっしゃればお問い合わせをお待ちしております。

次回のコンテナ入荷分では、この年代のスポースツターは
今の所買付しておりませんので、
ドラム+33.4ナローのセットアップを探されていた方、いかがでしょうか?

それでは、お問い合わせご来店お待ちしております。

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