2020/12/05

- SOLD - 1970 XLCH Sportster Sparkling Burgundy

 


*こちらの車両は売約済となりました。
( 2021 / 2 / 25 )

1970年 XLCH アイアンスポーツスター販売車両のご紹介です。
レアカラーのスパークリングバーガンディー。
50年前の車両とは思えない程のクリーンなコンディションを
キープした70`XLCHです。




アメリカ東海岸の有名なコレクターより譲り受けた車両で
前回入荷分のコンテナで到着致しました。
ニューヨーク北部よりアメリカ大陸を横断しカリフォルニアへ送った後
海を渡りブルーグルーブへとやってまいりました。


先日売約済となりました69`XLCHに次いで
中々のオリジナルコンディションをキープしている1台です。
何十年に渡り室内のガレージで大切に保管されていた車両と言う事で
それを十分に裏付けする様な状態です。


レアなファクトリーカラーのスパークリングバーガンディー。
こちらは当時ディーラーリペイント/リデカールと言う事で、
各部を慎重に検証してみましたが、前後フェンダーも明らかな
オリジナルペイントである事から、やはり当時タンクに損傷があった際に、
ディーラーでリペイントオーダーされた物と推測します。


こちらの純正スパークリングカラーは、アメリカでも
ファクトリーペイント以外、再現が不可能と言われているカラーリングであります。


オリジナルのスピードメーターは23500マイルを表示しています。
実走行であるか否やは、譲り受けたコレクターからの情報の範囲では
エビデンスはありませんが、この車体のコンディションやパーツ構成から言っても
十分にその可能性も否定できない車両であると思います。



フロントフェンダーのフェイドにより確認ができる
純正スパークリングカラーの下地にペイントされるシルバーカラーが確認出来ます。


リアフェンダー後ろには、当時他のシートが取りつけられていたであろう
ボルト穴のエキストラホールが開けられています。
フェンダー後ろ側には当時のコーションデカールも残っています。


マッチングスパークリングカラーの通称DUOテールのボディー。
レンズにはクラックこそありますが、純正Guideの刻印を確認する事が出来ます。


こちらのガイド製のサイドリフレクター。この様な細かな純正パーツは
後から入手する事は非常に困難なパーツです。


張替された物と思う程のパーフェクトなコンディションをキープした
純正バディーシート+グラブバーです。
この微妙なステッチングが純正仕様の証です。


そのシートのコンディション見て、後年にNOSの年式違いを載せたとも
十分に考える事も出来るのですが、シート裏には69年8月のファクトリースタンプが
しっかりと残っていてます。おそらく前途のリアフェンダーに開けられた
エキストラホールを見るからに、当時走らせていた頃には別のシートが取りつけられ
何十年に渡りこちらのオリジナルが保管されていた物と推測します。



前途のシートスタンプ1969年8月製造と同じく、この年式にはフレームにも
製造時のスタンプが刻印されておりますが、写真では確認が難しいですが
シートポスト下部分にはH9の刻印があります。
こちらもシートと同じく1969年8月の刻印となり、
フレームが製造された年月を表しています。


続きましては、ファクトリーアッセンブリー時のフレームタグとなりますが
こちらも69/8 =1969年8月のスタンプが確認出来ます。
これらは1970年式のエンジン仕様の変更に伴い、69年半ばより70年式の製造が
始まっていた事を示す、70年式のアーリーモデルであると読み取る事が出来ます。


1970年式よりエンジン各部に仕様変更が始まります。
こちらの写真で確認出来るディストリビューターの点火方式の
最終年式、同じくカムカバーは60年代より続く昔ながらのシェイプです。

1970年式のXLモデルの生産台数は8560台となっております。
(H-D社アーカイブより)

こちらは参考までにそれ以降のXLモデルの生産台数です。
1971年 10775台
1972年 18150台
1973年 20700台
1974年 23830台

1970年式は74年と比べて約3分の1程の台数ですので
日本でも、それ程目にする事の無い年式である事が頷けます。

やはり年式が古くなればなる程、そもそものハーレー社の生産台数が少ないですので
他モデルも含め、オリジナルをキープしている車両が、いかに希少であるかと
言う事は想像するに難しくはありません。
その様な車両はやはりアメリカ本国でも同様に
その個体のコンディションと希少性に比例して価値が明確となっております。



70年式よりVinナンバーのロケーションが右ケースとなりました。
こちらもファクトリースタンプの純正Vinです。
(セキュリティーの為、番号部分を画像加工しています)
合わせてクランクケースの左右もマッチンングナンバーとなっています。

この写真からも読み取れるように、以前のオーナーは非常に大切にされていた様で
カムカバーは綺麗に磨き上げられ、その愛着を十分に感じ取る事が出来ます。

バーンファインド等の埃まみれのまま発見されたような個体も
非常に魅力的ですが、この様に愛情を感じるレアカラーのオリジナルの1台も
何時までも眺めていられる1台です。


エンジンの各部パーツの仕様変更と共に、70年式より始まる
プライマリーカバーの形状はその後の年式へと続きます。


エンジンボルトなども全て純正のままとなっており、
各部に純正のCPボルトを確認出来ます。
こちらのチョークレバー等も同様に、細かな純正パーツは
後から探しても、まず見つける事が出来ないパーツでもあります。


1970年式はビッグツイン同様に、前途の右ケースへと移設されたVinナンバーの
それまでの名残として、69年式までVinナンバーが打たれていたナンバーボスが
ブランクのままケースに残っていますが、これが正しい70年式となります。

ビンテージハーレーの歴史を紐解いて行く上でも、これらのパーツ構成等を追ってゆくと
当時のH-Dファクトリーの設計陣の苦労や新たな挑戦や心意気等を
感じることが出来ます。その時代背景等も含めて歴史に触れる事で
この様な過渡期のモデルを更に存分に楽しめる事も出来ます。


純正のCHICAGO ROCKのキーが残っている事も今では珍しいです。
やはりコレクターが持っていた個体というだけの事もあり、
十分にその内容を表すトータルのコンディションであると思います。
スペアーキーも2個付属いたします。


1970 XLCH Sportster / スパークリング バーガンディ




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